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居てくれた事の有難さ…今、改めてわかる…。大切な存在 愛犬との別れ

大切な存在に気付く時

H27年5月4日17時30分

8月で我が家にやってきて17年になるはずだった我が家の愛犬 ラックが天国に行ってしまいました。

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生まれて1カ月半ほどの小さな小さな子犬が我が家にやって来たのは今から16年9か月前でした。

タウン誌に「雑種犬です。誰か子犬をもらって下さい!」 っという欄を見つけて、

まだ1年生の娘と幼稚園の息子が、犬を飼いたい!っとちょうど言っていたのと重なり見に行くことにしたのです。

行くと、3匹のまっ白で、耳がちょっと茶色で垂れ下がっていて、とても可愛いワンちゃん達がいました。

子供達は、『可愛い!絶対に飼いたい!』っとなり飼う事になりました!

雄の犬がいいと、息子が選びました。

早速、名前も「ラック」と、名付けて子供達は、抱っこをしたくて取り合っては弟が出来たような感覚で接していました。

子供達と駆け回って遊んで、子供達と一緒の中、ラックも大きくなっていきました。

幼稚園だった下の息子は、あっという間に大きくなって引っ張る力も強く身体も大きくなったラックに、振り回されたり、息子の身体の上に乗られたり、追いかけまわされたり…,っと

ラックが一緒に遊ぼうよ♪と、来てくれても、自分より力強く大きくなったラックが少し恐くなったようで

弟分のはずだったのに…自分の方がまるで弟分のようになっていたように思えます。

それでも、息子は私に叱られた後などは、ラックの大きな小屋に入っていって、ラックと一緒に並んで座って、ラックに息子は慰めてもらったりもしていました。

今、思い返すと色々懐かしい思い出の場面がたくさん浮かんできます。

毎日、当たり前にラックの存在があり…

居なくなった今…存在の大きさがわかりました。

16年以上も一緒に居てくれたラック!

犬で16年以上というと…ラックの大きさなら

人間では100歳くらいと病院の先生が教えてくれました。

ずっと、病気らしい病気もせず、病院にかかる事もなく来ましたが、

昨年の夏に、食欲がなくなり…びっくりして病院に行った事がありました。

診断は年齢が高いので加齢によるめまいとの事で…点滴をしてもらい安静にしていると

また元気なラックになってくれていました。

今回も4月1週目から、食欲もなくなり元気が無いようでしたので

また 点滴をしたら元気になると思っていました。

で、病院へ連れて行きました。

ラックは病院は大嫌いなようで…以前、血液検査で注射をされた事や狭く高い診察台などが嫌で

行きたくない!!…様子…。

行きたくないラックを無理やり連れて行きました。

また 嫌な血液検査の注射!

でも…その血液検査で貧血になっている事、腎臓、肝臓の数値も良くなく…

あまり良い状況ではなかったようです。

先生は『年齢が年齢なので、やはり悪い部分は出てくると思いますよ!』

っと…

それと、睾丸が腫れてきていて精巣がんの診断も受けてしまいました…。

本来なら手術されるようですが、年齢と血液数値が良くなく出来ないと判断されました。

どうしたげれば…いいのか…

ショックでした。

今まで、元気でいてくれていたので、病気のラックが信じられませんでした。

少しでも楽になればと、それからは 病院に通いました…。

いつもラックとの散歩を日課にしていたおばあちゃん(義理の母)は、すごくショックだったようで

お散歩が大好きで外が大好きなラックが、元気がなくふらついて歩けないラックに

「ラック、また一緒にお散歩行けるようになるといいね!お散歩途中にいつも立ち寄るお家の人たちが、ラックがまた来るのを待っているよ!お散歩また行こうね!」っと、涙を目にためながら話しかけていたのですが・・・

ほとんど食べていないラックだったので…

おばあちゃんの願いは、叶わないだろうなっと思っていました。

ところが

まるで奇跡が起きたかのように、病院に通い2週間ほどした時に

近所に住むおばさんが、ラックにと、カステラを差し出してくれた時、ぱくっとラックがカステラを食べたのです!

おばあちゃんも私もびっくりでしたが、それを機に、レバーや鶏肉を食べだし…

あれっ?薬や点滴が効いてきたのかな?っと

寝ていた事が多かったラックでしたが、散歩に行こう!!っと今までのラックに戻ったかのように歩き出しました!

おばあちゃんも嬉しくて、ラックの行きたい所に連れて行ってくれていました。

歩くと、疲れるししんどいのでは?っと気を使いながら…もし、ラックが急に歩けなくなったら車で迎えに行く事も私は考えながら…

ラックが帰ってくるのを祈る思いで待っていました。

まるでしんどかったのが嘘のように、ラックを可愛がってくださった方々のお家を全部

一週間かけてラックは、お世話になった皆さん全員に、御挨拶をするかのように歩いたのです!

奇跡です!!

私が車で迎えに行く事は、一度もなかったのです。

おばあちゃんのもう一度ラックと散歩がしたい!っという願いを叶えてくれたラック!

このまま元気にもしかしてなるのでは?っと、思いました。

家族が喜んだ1週間でした…

が…やはり、元気になったのではなかったようです。

病院の先生は

「どんなにしんどくても、しんどい所を見せないんですよ!食べるのが一番の楽しみのワンちゃんがいままでより食が無くなる事自体、かなりしんどいという事ですよ!無理して元気に見せてくれているのですよ!」っと、教えて下さいました。

そうですよね…

あんなにしんどそうに寝ていたラック…だったんだもの…

エネルギーをいっぱい使って、おばあちゃんの願いを叶えてくれもう一度一緒に散歩に行って、お世話になった方々へきちんと挨拶をするために頑張ったんだな…っと思いました。

小さい時から、家族のみんなの性格を見抜き、其々に賢く向き合い来てくれたラック。

しんどくなった時でも気を使ってくれていたのね…。

排便排尿も、立つのがしんどかったら、寝ながらでいいからここでしていいよ!っと言ってあげていても家ではしない…

気を遣わなくていいからと、声をかけてはいたのですが

抱いて外に行くときちんとしてくれて…。

最後まで下の世話は私たちに迷惑かけないように考えているのかな…っと思いました

亡くなる3日前の夕方も

ラックは栄養のチューブくらいで、あまり食べれてはいなかったのですが、立つ事、少し歩く事が出来ていました。

「ラック、散歩に行くの?」っといったら

元気な頃のラックが戻ったかのように

お散歩前に残していたご飯を綺麗に食べてお散歩に行く習慣だったラックになったのです。

ご飯をきれいに食べてお散歩に行こうとしている様子がわかりました。

ゆっくり歩いて家の周りを一周だけして…

お散歩が大好きなラックだったので外の空気にふれたかったのでしょうか。

で、その次の次の日、朝からまた病院へ行き先生に診てもらうと

「息が荒くなってきているね…もう好きなことをさせてあげてがいいね。」っとおっしゃいました。

嫌いな点滴もされませんでした。

ものすごく不安な悲しい気持ちの中、家に戻って…

ラックを寝かせ

「ラック、しんどいね」

「どうしてほしい?」

「どうしたらラックは少しでもましになるの?」

ラックの思ってる事がわかってあげれない事が本当に辛く

ただ、さすってあげる事だけしかできませんでした。

この日、5月4日は、不思議に私は仕事で出かけなくて良い唯一の日でした…。

夕方17:30位に夕食の事で少しラックから離れ、おばあちゃんも同時に離れて少しした時

ガン!っという音がラックの居るところからしました。

びっくりして走っていくと、目を見開いているラックと目が合いました。

「ラックどうしたん?ラック!!」っとラックの頭に手を持っていくとそのまま私の手に頭をのせ

息を三回大きくしたあと、ラックの魂が抜けていくのがわかりました。

私、おばあちゃん、そして主人の居る前で…

ラックは天国に行きました。

大学生でバイトの息子、社会人で出勤だった娘も、本来は帰りが遅いはずだったのに

ラックが亡くなって少しした時に、同時に帰って来ました。

二人で泣きながらラックを撫でていました。

小さい時から、兄弟、友達のような感覚でいた息子は

声をあげて泣いていました。

ずっとラックの身体をさすって離れませんでした。

大好きなご飯を食べれなくなっても、

私たち家族に心配かけないように、迷惑かけないように

最後まで、いっぱい気遣いをくれ

家族が揃う5月4日夕方を選んでラックは天国に行ってくれたんだな…っと思います。

おばあちゃんが一人の時だったら、おばあちゃんが大変…っとわかってくれていたよね。

この日なら、私も居てるとわかってくれていたのよね。

最後まで、賢い気遣いをありがとう…。

そして、いっぱい家族に癒しをありがとう!!

ラックが居てくれたおかげで、笑い合えたり、楽しい思い出がいっぱい作れました。

今まで、当たり前にあったラックの存在の大きさを改めて、家族全員知りました。

亡くなって今で、1カ月以上が過ぎ、

やっと気持ちが整理出来てきたように思います。

ラックの事を落ち着いて少し書けるようになりました。

ラックが居なくなったのが信じられなくて、ラックの姿を何処かに探してばかりいました。

「ラック」っと言えば、シッポをふっては寄ってきてくれ、優しいまなざしでいつも見てくれていましたね。

今まで 永い間、家族を幸せにしていてくれて…

本当にありがとう!!

最後の最後まで、一生懸命 『生きる』 っと言う事を教えてくれましたね。

よく頑張ったね。

しんどかったはずなのに、お世話になった方々に最後の挨拶をすませ

家族が全員揃う日をきちんと選び

最後の最後まで

賢い生き方でしたね…人間の私達は、

ラックの生き方をお手本に、最後の時までしっかり生きなきゃね!

ラックとの出会いは、私達家族にとり、素晴らしい思い出と、学びを得ました。

居てくれてありがとう!

感謝…

『ラック』

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